一生現役と言う言葉がある。
 社会科の教師として生きるなら,限られた教室内だけが授業の場ではない
 社会科(社会)の実践家として,私は一生現役でありたい。
 それなら,いっそのこと教室の外へ飛び出して実践を続けてみてはどうか。
 社会に出て活動することこそ,本当の実践家ではないか。
 実社会こそ,大きな実践の試練の場である。
 そんな言葉が,私をナガオカ・レッツゴー「オアシス会」への活動へと導いた。
        小森ケン子著「DREAM AND CHALLENGE」より 
 
     このページに流れているBGMは「レッツゴー・オアシス」というオアシス会の歌です。歌詞はこちらに載っています。  
   〈施設利用者のみなさんと一緒に花笠音頭です!〉    
   ナガオカ・レッツゴー「オアシス会」は1984年にスタートし,現在39年目に至っています。  
   会長の小森ケン子先生を中心に,市役所,社会福祉協議会,福祉コーディネーター,教材社,カメラ社,建築業,旅行社,タクシー社,農業,会社員,教員等いろいろな職業のメンバーより構成されています。
   会長の小森先生との縁とゆかりの多い人たちでスタートしましたが,現在は多方面の方が入会し,現在約80人の会員となっています。
   人生一度の人生,多忙の中にもオアシスを!!という発送でスタートし,オアシス会の活動は,会員一人ひとりの心のオアシスとなっています。
  各活動部の長と会長,顧問が加わり,計9人より構成されている。
オアシス会の活動運営の柱となっている。
   オアシス会の福祉研修向上を図るため活躍している部。
 今まで,介護保険連続講座,権利擁護事業研修講座,幼児虐待問題,歌とトークでつづるファミリーコンサート等,幅広い研修に取り組んでいる。
 なお,オアシス会研修部長は,今や長岡市社会福祉協議会のホープNO.1本間和也さんである。
 本間さんは,小森会長からは温かな期待のエールを送られている。
   何と言ってもオアシス会のメインは慰問ボランティア活動である。
 計画慰問は年3回。市内,県内,県外の老人施設,知的障害児(者)施設への慰問ボランティア活動である。
 ・市内は,現地集合での半日活動。
 ・県内は,マイクロバスを使っての1日活動。
 ・県外は,一泊二日の大がかりな活動。
 市内は7月,県内は3月,県外は11月である。2ヶ月前より慰問ボランティア活動の練習が始まる。
 今までの県外ボランティア活動の訪問地は,静岡のねむの木学園,富岳の里,長野の上田と安曇野の悠生寮(知的障害者施設)を始め,群馬,山形,富山,仙台方面まで出かけている。
 なお,行事部長は,東急観光の島影勇人さん。金太郎のような体格をしているが,心はとても優しい。今や,名司会者,名手品師として,その腕前は大したもの。
   例年,5月3日に八方台方面(県立自然公園,標高600m)に,市内にある『あけぼの園』(知的障害者更正施設)の子どもたちを連れて,ハイキングに出かける。また,夏にはバーベキュー大会をし,障害児(者)とともに,大いに楽しんでいる。
 部長の伊部登さんは大の子ども好き。知的障害の子どもを我が子同様にお風呂に入れてやり,肌と肌の付き合いを何年も続けている。
 秋の10月には,会員同士のハイキングが行われる。平成13年度は小千谷の真人山に登り山頂でキノコ汁を作って大いに楽しんだ。
   慰問ボランティア活動日の2ヶ月前より練習が始まる。
夜7時より,コモリオアシスホールに集まっての練習。
歌,ダンス,民謡,健康体操,「ザ.オアシスバンド」,手品等,盛りだくさんの内容である。
バンドの指揮をとっているのは,平野屋(教材会社)に勤務する斎藤正和さん。今やバンドリーダーとして,「上を向いて歩こう」を始め,数々のトランペット曲を披露する。
 県外に行くと,「佐渡おけさ」が聞きたいという要望が多いので,毎年11月には,佐渡おけさの特訓が始まる。
   オアシス会,会員相互の連携,信頼関係をつないでいるのが,広報部の仕事である。
小森会長が多忙のため,広報部は地道に活動を続け,会長を支えている。詩,エッセイ,福祉研修等,日頃の活動のあれこれを意見交換し,互いの福祉研修の向上を図っている。このすばらしい仕事をしているのが,すばらしい人柄の神保みゆきさんである。
   コモリオアシスホールの三階は資料の宝庫である。
小森会長が自分の専門分野の社会科は,もちろん抜群に多いが,最近では,ナガオカ・レッツゴー「オアシス会」の資料が多くなっているのが目に付く。
この資料を陰の力となって支えているのが,上村昭三さんである。
この上村さあんは,二宮尊徳のような勤勉家で,その誠実な仕事ぶりは小森会長はじめ,会員からも厚く信頼されている。
 何冊かあるオアシス会の写真集,慰問ボランティア活動のビデオ記録は,みんな上村さんの力によってなされたものである。
   小森会長を助け,よき会計等の仕事を行っている事務局の一人に,広瀬幸子さんという人がいる。
彼女は,小森会長に劣らぬ行動力の持ち主である。正確も明るく,おまけに頭の回転も速いとあって,事務局にはかけがえのない存在である。